〒176-0023 東京都練馬区中村北1-6-2
東京土建練馬支部会館内
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5月1日は、メーデー。今から遡ること130年以上前、アメリカで8時間労働制を求めて労働者が立ちあがりストライキをしたことから、世界に広がり、労働者の権利を要求する日となりました。
日本では、1920年に初めてのメーデーが8時間労働制と最低賃金法の制定をもとめて、上野公園で開催されました。
しかし、1936年世界大戦の足音が聞こえる中、青年将校らによる2・26事件が起こり、メーデーが禁止されました。その後、太平洋戦争が終わるまでメーデーは開くことができませんでした。
1946年戦後初めてメーデーが再開され、今回が第88回目です。戦後の労働運動の歴史の中で、労働者はいくつかの流れに分断され、メーデーも。
中央メーデーでは、昨年来日比谷メーデーとの共同をすすめてきました。今年は「戦争法廃止!許すな共謀罪!憲法改悪を許さない!」を共通スローガンとしてかかげました。
「共謀罪」ってな〜に? 大阪おばちゃん党代表 谷口真由美さんの講演会
4月28日に行われた「戦争法NO!ねりま集会」実行委員会主催の講演会には、350人が集まりました。
ココネリホールは熱気にあふれ、笑いの中にも歯に衣着せぬ谷口さんの講演に引き込まれ、あっという間の2時間半でした。
まずは、憲法って何? 憲法そのものの話です。
憲法99条にある憲法擁護の義務、12条の国民の不断の努力について。そして、「オリンピックのテロ対策」は嘘、「一般人には関係ない」も嘘、と共謀罪の問題点を明らかにしながら、創設させない世論づくりのためには、どう知らせるか、「知っていることを一方的に話したらダメ。10歳の子がわかるように相手の話を聞きながら話すこと、が重要と強調。伊藤朝日太郎弁護士とのトークも充実していました。
昨年は大荒れの天気と熊本大地震の直後ということで、チンドンの音出しは自粛、集結集会も切りあげになってしまいました。今年は夏日の晴天に恵まれ、参加団体は力の入った仮装で、要求をかかげ区内4か所からデモをスタート。 ゴールの光が丘春の風公園には18団体、450人が集結しました。
区労協山本議長の主催あいさつ、来賓の東京地評・松森事務局長のあいさつの後、区内団体労組からの報告が続き、区職労、土建練馬支部、郵政の仲間などが舞台に上がりました。
各コースの仮装表彰に加え、今年は「JAL特別賞」を設け、争議団の物販を賞品にし、支援の一旦も兼ねました。
桜の花びらが舞い散る中、労連の金田議長の閉会のあいさつと団結頑張ろうで終了しました。
夜勤明けで参加して郵政の職場の状況を報告した練馬支部の井上さんと吉沢さん。特別賞もいただきました。
区職・保育の皆さん?
区の悪政と日々闘う正義の味方5レンジャー!
いつもは子どもとママ・パパの強い味方だぞ。
土建の皆さん。共謀罪が通ったら、だいこん行進できなくなっちゃう。
名物ねりま大根。やっぱり「共謀罪反対!」何としても食い止めよう!土建富士見台分会の皆さん
3月23日朝7時30分、練馬郵便局前にたなびく組合旗。2年連続ベアゼロ回答、職場のパワハラ問題! 非正規の正社員化・均等待遇を求めた現場の声と怒りを込めて、全国13拠点25の郵政の職場でストに突入、練馬でも3人の仲間が1時間のストを決行しました。この日までに、練馬郵便局前で6日早朝宣伝と昼の本社前行動を行ってきました。
3月16日の郵政本社の回答は、昨年より後退。正社員の賃上げはゼロ、年間一時金はこれまで通り、大幅増員の要求にも従来通り。非正規社員には夏季一時金時にスキルと勤務時間による支給、均等待遇の求めにはゼロ回答、等など。「2年連続で賃上げなしで一時金も下げられたままだって、ふざけんなと言いたい」「前よりも大変な仕事をしているのに賃金は下がったままというのはひどい」との職場から寄せられた声に押されてストを決意。
スト支援には、東京地評や全労協、全都の郵政の仲間、JAL争議団、練馬区職労など区内の労組など120人の仲間が結集、時間の限りエールを送りました。
郵政よりひと足早くスト決行をした東映動画労組の沼子委員長は「長年続けてきた闘いが昨年成果を上げることができた。なにより闘い続けること、共に頑張ろう」と挨拶をしました。
練馬労連からは他に、建交労(光が丘)、東京土建参加。 そして9時、勇気ある決断で 今回のスト決行をした3人の仲間を「団結頑張ろう」の声援で就労へ送り出しました。その後職場で「よくやった、たいしたものだ」の声が寄せられました。
3月16日は朝9時の銀座の東映本社の統一東映労組・本社支部の社前集会から始まり、リレー形式で関連社がそれぞれ30分のストライキを行いました。
夕方17時15分からは大泉学園・東撮地区で東撮支部と全東労、17時45分からは光が丘で動画労組が決行しました。
7日の団交では特別報奨金の回答があり、通年では過去最高額を勝ち取ったこと、長時間労働と過密スケジュールの改善要求については改善が示されていないことなどが報告され、また共謀罪について「集団で表現の仕事をしている」自分たちにとって決して認められないものだと反対の闘いへの決意も述べられました。
練馬労連から3人が支援に駈けつけ、吉沢副議長が郵政のストへの支援の要請も兼ねて連帯のあいさつをしました。
3月10日、練馬区は、今後10年間で委託をすすめる10園を公表しました。
この日は二次募集の発表と新年度の区職員の異動内辞の日。何でこの日に?との批判のある中、年度末で委託移管の準備期間は3年との定めにギリギリ間に合わせるためのものです。
これを受け12日昼には、大泉学園駅で宣伝署名行動を行い、1時間で287筆が集まり、「民間の保育士です。人が足りなくて大変」「同僚が辞めると言っている」などの声も。
今後も民営化を許さず、保育の質の向上を求め、父母・労組・区民が一体となった運動をすすめます。
3月21日安倍首相が不在のまま、「共謀罪」が!!
今回で3度目の提案となるこの法案は、「一緒に話しただけ」「考えただけ」で罪に問われる、「内心」の自由が踏みにじられるもの、戦争への道を開く、第二の治安維持法ともいわれています。
学習会には約40人が参加し、そもそもなあに?何が問題なの?私に関係あるの?を城北法律事務所の種田弁護士のわかりやすい解説で勉強。オリンピックに向けて、テロ防止のためと必要性を強調する政府の弁は全くのごまかしで、人ごとではないその危険性を知ることができました。
憲法に保障された思想信条の自由、表現の自由、結社の自由・・・労働組合の存在そのものの・・・あ・ぶ・な・い!! そして、全ての人が処罰の対象になり得る・・・決して自分と無関係ではないということ、もっと多くの人に知らせ、絶対に成立させない運動を広げる決意を固める場になりました。
安倍暴走政治ストップ! 消費税増税中止!
インターネットでの申告がすすめられる中、参加者は減少傾向にありますが、東西両税務署までの道のり、所得の少ない人ほど負担が重く、貧困と格差を拡大し「人間らしく生きる権利」を奪う消費税の中止を求めて声を上げました。
東日本大震災から6年目の今年は「被災地復興と共に、平和で安心して生活できる社会をつくろう。共同を広げ運動の前進に力を合わせよう」と、取り組まれました。
練馬では、6年前の東日本大震災・福島第一原発事故以来、区内の労働組合や市民団体、個人が参加して「さよなら原発ねりまアクション」として集会・デモを行ってきました。今年もシンボルカラーの黄色を身につけて、この3月で打ち切りとなる住宅支援等の継続や原発反対を訴え、250人の参加者が平成つつじ公園に集い、パレードを行いました。
2月9日と16日は、練馬春闘共闘主催の連続講座が勤労福祉会館で開催。
城北法律事務所の大山勇一弁護士が講師をつとめ、憲法の理念「基本的人権の尊重」、そして憲法28条「勤労者の団結権」と自民党改憲草案の危険性、労働運動の弾圧・抑制につながる『緊急事態条項』について学びました。
そもそも「憲法とは何か?」・・・権力をライオンに例え、ライオンに政治を任せよう(代議制)、ライオンは檻の中に入れて自由にはさせない(立憲主義)、その檻をつくるのは私たち国民(国民主権)、どのライオンを選ぶかは私たち国民(民主主義)、ライオンの牙・爪は抜いておこう(戦争放棄)。そしてライオンには絶対に檻の鍵を渡さない!
と、わかりやすい解説。
では、憲法は何のためにあるのか?・・・、一人一人の個人を大事にするという「個人の尊重」と言う目的のために様々な手段が定められている、憲法は権利のカタログ集。人が生まれながらにして有する権利が人権、憲法の条文には人権や自由を保障するものが多く謳われています。
私たち労働者・労働組合にとって大事な憲法27条、28条条、 労働権は、国に対して雇用の保障を要求する権利、解雇を規制する根拠、労働条件の最低基準を定め劣悪化を防ぐ、という三重の保護があることを再確認。
安倍首相がすすめる「自民党憲法草案」では、憲法は国民が守るべきものとして、人権や自由を制約し、緊急事態条項を盛り込み、すべてを内閣総理大臣の一任でできるようにしようとしています。
みんなの幸せのためにという「公共の福祉」をお国のために「公の秩序」に変え、大きな人権を守るために、必要な範囲でより小さな人権はやむなく制限されることもあり得ると言っています。緊急事態宣言下では、「基本的人権に関する規定は「最大限に尊重」されなければならない」となっており、「保障される」と謳われている現憲法との言葉の違いの指摘には、その意味の違いの大きさに参加者から思わず「そうか」の声。
現憲法を守りぬき、権利を守るための闘いへの力を得た連続学習会でした。
学習会に参加して ひとこと感想 郵政産業ユニオン練馬支部 保戸塚太一 労働者の立場に立った憲法というものを見ていく契機になったと思う。 普段、憲法は空気のようなものであるため意識しないが、でも、労働者に関する様々な法律が、憲法の精神を源にしていることを考えれば、やはり憲法は尊重すべきであると改めて認識するにいたった。 |
目標50名の早期実現!に向けて、今練馬では当面10名の組織化へ取組んでいます。昨年秋のパンフの新聞折込みをはじめ、最賃宣伝と合わせ加入呼びかけの駅宣などを練馬労連都の共同で実施しました。練馬教職員組合(役員会)や、共産党区議団を訪問し、地域におけるCUの役割を説明し懇談。非正規職員への呼びかけ、協力組合員への要請などを行いました。
寒風の中の2月3日、練馬駅西口で宣伝行動を行い、 組合員7名が参加。30分で250枚のチラシを配布しアピールをしました。終了後、土建会の議室を借り、手づくり鍋を囲んで新年交流を行いました。ごく最近、労働相談で加入したばかりの30代の男性が仕事帰りに参加し、職場の現状やこれからの闘いかたについて、おおいに語り交流を深めました。
今後も定期的に他団体への申し入れ活動や宣伝、交流を柱に組織作りをすすめます。
この時期は、東京土建や民商の皆さんをはじめ自営業の方たちは確定申告の準備で大わらわ。
所得は減っているのになんでこんなに毎年税金の支払いだけは増えるの!?と怒りも膨れ上がる時です。
2月14日(火)3・13重税反対全国一斉統一行動の練馬実行委員会主催の学習会がココネリ研修室で開催され、約60人が参加。今年から申告用紙にマイナンバーの記載欄ができ、書かないと受け取ってもらえないのか・・・と不安の声もありますが、大丈夫! 罰則規定はなく、記載がなくても受理されます。
改めて、マイナンバー制度の問題点を学び、一刻も早い廃止の必要性と、消費税率が8%になり、トヨタをはじめとする大企業の輸出戻し税の額が1・8倍になり内部留保も増大したこと、新たな怒りとともに、3月13日の行動の成功を確認し合いました。
3・16春闘勝利! 春の北部部共同行動 ■日時 3月16日(木)18:30〜 ■会場 豊島区中池袋公園(JR池袋駅東口徒歩5分) |
なぜ、現代の治安維持法といわれるのか 「共謀罪」って何? ■日時 3月21日(火)午後6時半〜 ■場所 東京土建練馬支部会館 ■講師 種田和敏弁護士(城北法律事務所) |
第37回ねりまタウンコンサート 日本フィルメンバーによるチェレスタと弦楽の夕べ チャイコフスキー ■と き 3月24日(金)19:00開演 ■ところ 練馬勤労福祉会館 ■チケット 大人1800円 ☆お問い合わせは、練馬労連へ |
新年のごあいさつ
練馬労連議長 金田 安夫
練馬労連に結集される加盟組合の皆様、私たちの運動に協力、共同していただいている労働組合、民主団体、平和団体の皆様、明けましておめでとうございます。
日頃から憲法を生かし、労働者の働く権利と暮らしや命を守り、平和で国民が真に大切にされる社会の実現を目ざして、力強く奮闘されていますことに心から敬意を表し、厚くお礼を申し上げます。
今年は、日本国憲法施行70年の節目の年です。戦後、日本国民は、20世紀の悲惨な戦争の歴史の反省にたち、アジアの人々をはじめ、世界の人々に、戦争の放棄を宣言し、日本国憲法を確定しました。戦後の国際社会の中での信頼を回復し、復興発展を支えてきたのは、まぎれもなく日本国憲法の存在です。戦後、軍国主義からの脱却、真の民主主義国家の建設に向けて、その基盤となる日本国憲法が制定されました。GHQや日本の憲法学者らの真摯な努力によって、当時の世界の国々の憲法の良いところ取り込み、「国民主権」「戦争放棄」「基本的人権の尊重」を柱とする人類史上最も優れた憲法が誕生したのです。施行70周年を迎えた日本国憲法の先駆的な内容は、今日でも、平和な世界の実現、大いにその存在価値が賞賛されています。
昨年、安倍自公政権は多くの国民の反対の声に耳を傾けることなく、憲法違反の「戦争法」の具体化、地方自治の否定、生存権の侵害などの悪政を強行しました。日米安保条約に基づく米軍再編の名のもとに、辺野古新基地建設や横田基地を含め全国にオスプレイの配備を強行しています。
原発の再稼働やTPP参加をはじめアメリカや財界の意向を最優先させる政策を推し進める一方で、毎年社会保障費を削り、低賃金で不安定な雇用を広げ、景気の悪化や貧困層の拡大を助長しています。今後、更なる労働法制の改悪を狙っています。
日本の未来に重大な危険が広がっています。
今年、安倍自公政権をはじめ、改憲勢力が進めようとしている日本国憲法の改憲につながる動きは何一つとして認めるわけにはいきません。平和と人権を尊ぶ日本国憲法を変えさせることなど、人を愛し国を愛し平和を愛する人なら、絶対に許すことはできないはずです。このまま、憲法への様々な攻撃を見過すわけにはいきません。今を生きる私たちだけの問題ではありません。子どもたちに無傷で「日本国憲法」を手渡すために、共に手を取り合って力を尽くそうではありませんか。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
1月13日(金)午後6時30分、東京土建練馬支部会館3階大研修室を会場に、東京地評をはじめとする来賓、日本共産党区議団や区内友好団体から19団体28人、JAL争議団、郵政20条裁判原告、そして加盟労組から13労組、50人と、多くの参加で行われました。
東京地評の森田議長 |
東京地評の森田議長の来賓あいさつに続き、戦争法NO!や最賃運動で共同をすすめてきた練馬区労協、練馬全労協から、今後のさらなる共闘が語られました。
天法楽さんのウクレレ漫談「島唄紀行」に琉球舞踊で楽しんだ後は、加盟労組郵政ユニオン練馬支部の仲間の朗読劇。
「現代版蟹工船、2017年1月職場での会話から」と題して、正規と非正規社員とのリアルな会話が語られました。台本作りを準備し、この日は10人を超える郵政の仲間が参加しました。また、現在20条裁判の原告・浅川喜義さんも参加してい
ただき、支援を訴えました。
練馬区労協松沢事務局長 |
参加者からは「え?本当の話?」「そんなことがあるの?」との声も。今回だけの上演では実にもったいないものです。
加盟労組の中には、勤務体制の都合上どうしても参加できない仲間が多くいます。
仕事が終わってから駆けつけてくれた福祉保育労の向山保育園。3人の保育士さんが「普段聴くことのない他の職場の話を聞けて、参加して本当によかった」と会場に花を咲かせてくれました。
練馬全労協真下事務局長 |
恒例の手調理に舌鼓みを打ちながら、語り合い20174年の闘いへのエネルギーを蓄えることのできたつどいとなりました。
2017年も知恵と力の総力戦で頑張りましょう!!
ナレーターは特別出演の吉沢さん(右) 熱演の郵政の仲間 熱演の郵政の仲間と原告の浅川さん 向山保育園の皆さん |
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