労働組合は、労働者の要求を実現するための組織です。
労働組合を作ったりストライキで要求の実現を迫ることなどが、何か社会の秩序を乱すものであるかのように言われることがあります。しかし、労働者が互いに団結して組織を作り、その団結の力で資本家側に賃金・労働条件の改善を求め、自らの生活を守ることは、憲法でも保障された労働者の基本的な権利です。
労働者の要求には、賃上げ・時短など、まずは経済的な要求があります。これらの要求実現のためには、一人でも多くの労働者が団結することが必要です。
数は力、毎日毎日、私たちは年をとります。闘いが長引くと不利です。だからみんなの団結で、要求を実現する組合が必要なのです。
しかし、賃上げや時短要求を勝ちとるためには、例えば最低賃金制や残業時間の上限規制を法的にも保障させることが必要です。ここから、経済闘争だけでなく政治的な闘いが必要となってきます。また、税金、社会保障制度や平和、民主主義などの問題は、労働者・国民の生活に密接にかかわる問題です。これが政治闘争です。不況下では“闘ってもムダ”などの諦めや労使協調主義、反共主義など、労働者の団結と闘いにブレーキをかける様々な思想との闘いも重要です。これが思想闘争です。
こうした運動、闘いを進めるのが労働組合です。そして、労働組合は、誰もが安心して働ける条件を勝ちとるために(そうです。まさに勝ちとらないと誰も与えてはくれないのです。待っていたら今まで持っていたものでも取り上げられてしまうのです)みんなが力を合わせる組織です。
その発生は、16世紀の英国。産業革命で飛躍的に増えた労働者が自発的に集まり、飲み屋(パブ)で職場ごとの賃金などについて情報交換をしたのが、労働組合の始まりと言われています。その後、病気で働けなくなって経済的に苦しくなった仲間を救済する目的で共済制度ができるなど、制度と組織を同時に充実させました。みんなで助け合う原点がここにありました。
今、日本の労働者にとって決して働きやすいとは言えない情況が続いています。青年の間では、非正規労働者が増えています。そして彼らは、正社員と同じ責任で同じ仕事を任されながら、賃金は大変低い水準で抑えられている情況があります。一方で、正規労働者は、長時間過密労働を強要させられています。誰もが安心して働き、暮らせる賃金と労働時間を勝ちとるために、どうしても団結が必要です。
でも、少数職場で組合もないという人々には、一人でも入れる組合、「コミュニティユニオン東京(CU東京)」という組合があります。
ぜひ全労連の旗の下、闘いによってみんなが安心して働ける職場を作っていきましょう。そのためには労働組合がどうしても必要です。
思い立ったら吉日です。今日からあなたも、私たちの仲間の一人です。練馬の地域の仲間と共に、力を合わせて安心して暮らせる職場づくりのために力を尽くしていこうではありませんか。
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